出会い

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  良「うっ、気がつかなかったのはオレが悪かった。」  謝ってくる良樹に、雄一は肩をすくめてみせた。 雄一「あの客ぐらいの歳になったら、俺も同じことやってみよ。」 良「あははッ、雄一なら出来そうだな。」 雄「30才くらいっぽかったからかなり先だな。」  その頃には忘れてそう、と雄一は言った。 大学一年の雄一は金に近い茶髪で、少し長めの前髪を今日はピンでとめている。  チャラチャラしているが、顔も鼻筋が通り少し垂れ目なところも格好いい。  背の高さも、あの客となんら違いはなかった。 雄「でもさ、案外良樹さん目当てでまたくるんじゃない?」 良「あっ、あるわけないだろ!!相手は結婚してるノンケだぞ!?  しかも、こんなどこにでもいるような奴相手にするわけないだろ。お前ならともかく。」
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