プロローグ

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「まだかな~」 「頑張れ、あと少しだ」 「すーちゃんうぅ~足が痛い」 あれから二日が経過した。 僕らは次の街へと進むべく山道とは呼べない山道を歩いている。 他の道路へと進むても考えられたが……あの後の周囲の光景は凄まじかった。 俺達がディスペルフィールドで守られていた範囲外は、 半径一キロメートル位が砂漠と化していた。 あれは瑠璃が本当にやったのか? そもそも何で瑠璃に神力があったのか? それはシューすらも解らなかった。 そしてシンが言ったカーム=シュガレットは殺されていると言う言葉 あれにはついてはシューは答えなかった。 自分からカーム=シュガレットの名前を借りているのは認めたが、 本当の名前は教えてくれなかった。 最後に神を作りし人々…………ルイア=マグナカルタ…そしてアニマ あれの意味はまだ解らない。 きっと今のシューに話しても何も言ってはくれないだろう。 だからまたいつか聞こう。 僕はそう決めた
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