プロローグ

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「足いたい~」 相変わらず足が痛い痛いと連呼する瑠璃。 ……仕方ない 俺は少しだけ腰を下ろす。 「瑠璃、乗れ」 「すーちゃん……いいの?」 「いいから乗れよ」 「うん……」 昴の肩に瑠璃が手をかけた……その時だった! 「待ちなさい!」 何時もの口調とは違う琴子が乱入して来た。 「何だよ琴子」 「………瑠璃」 俺の言葉を即刻無視して瑠璃に問い掛けを始めた。 「………男は女をおんぶしたがるのよ」 「……?何で?」 ああ……こいつ意味わかっちゃいねえ…… 「………背中に当たるのよ。 これが」 「これ?」 琴子は発達している自分の物を触り、遠回しで意味を教えた。 「……まさか」 「………そう、当たるのよ………………胸が」
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