(涙)

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(涙)

この駅であなたを感じてる 空からの雨が虹に変わる頃 あなたの使う香水 風に乗り僕のもとへ 誰でも一度は夢みる 『羽があれば良いのにな』 飛ぶ鳥見つめて僕は言う 『鳥ってどこでも行けるなぁ』 下向いて石ころ蹴飛ばす ただ蹴ってみたくなっただけ 上向けと自分が言っている 気付けば涙がこぼれてる 結局何も出来なかったね 一生懸命考えてたんだよ やっと言えた事『元気でね』 伝えたかった事『行かないで』 笑顔でバイバイ言ったのに やっぱりあなたは泣いていた 僕は泣くのをこらえてた だから今ここで泣いてます 涙は拭わないように いつかいい思い出となるように 上を向いて泣いてます
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