一章、始まりの刻

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 高校入学式が終わった 「いや~終わった終わった、にしても疲れたな~座りっぱなしでさ、それに空気が重苦しいんだよな~あれ」 「よぉアサ飯食いに行かねぇか」 「面倒だ止めておく」 「付き合い悪りぃっな」  張り手が飛んできた ビタン 「痛って」  想像以上に痛くピョンピョン跳び跳ねていた ズル 「っ」  早い話が、山の上から落ちた、この高校えらく長い坂の上にあり、山の中腹に立てた感じだ。  そこから落ちたのだから、ただではすまないだろう。
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