プロローグ

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私はマリに聞いた 「あなたは彼と付き合い出して何年になるの?私は三年目だけど」 「付き合い出して…四年かしら?」 マリとは付き合って四年か…。 「彼ね…五年前に奥さんといわゆる『出来ちゃった結婚』したのよ… 四年前って言うと.調度娘がお腹に居る頃ね… 妻の妊娠の時に浮気…良くあるパターンよね。」 私はマリに彼の家庭の事情を話した。 「私も旦那の浮気で離婚して随分苦しんだの知ってるのに… 私の気持ち解っててそんな事してたんだ…」 マリは少し泣き声になっていた。 私は思った。 奥さんとは『出来ちゃった結婚』とは言え五年目 マリとは四年 私とは三年半 三人の女と同時進行で 関係がある。 しかも他の女の存在を知って居るのは私だけ… やっぱり、彼が心を許してるのは、私だけ、私には何でも包み隠さずに話してくれる。 私は一番の存在。 そうでなければ 奥さんや、マリが居るのに私をナンパなんかして来なかっただろう? 二人の女に満足出来なかったから、 私の所に毎晩の様に来るんだわ 奥さんには『残業で遅くなる』 マリには『寮に住んでるから夜は連絡出来ない』 って言ってるらしいもの 私はマリと話をして 【彼は私だけの物】と言う事を再認識した。
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