怖い女・PART２

プロローグ

数週間後に彼は自分の車を車検に出しているとかで、「親戚の姉ちゃんの車借りてきたんだ」と、中はキティちゃんだらけの軽自動車で私のアパートに来ていた。

女の感で私は『これは親戚の人なんかの車では無い。』と感じとりながらも、彼に問い積める勇気も無く、その時は「そうなんだ～、随分可愛い車ね」としか言えなかった。

それから暫くたち
私は車を持っている友達に頼み、書き写してあった住所まで訪ねて行ってみる事にしました。

彼が来ると連絡が入らない日の夕方、彼の住むアパートの近くに
車を停め、彼の帰宅を待ちました。

一時間程すると彼が自分の車で帰宅してきました。
駐車場に彼が車を停める時にふと見ると、あの時彼が乗っていた、キティちゃんだらけの軽自動車もその駐車場に停めてあったのです。