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「渋滞してねぇし😁」
信号は青
すなわち、講堂の交差点までバトれる訳で
下り坂から加速を伸ばし、中央線のアンダーパスを突き抜ける。
奴等の自主規制なのか、ある一定の速度からついてこない白バイ。
まぁ昼間の環七を、〇○○㎞/hでブッ飛んでるツアラーがおかしいだけか😁
次の陸橋辺りから、車が増え初め、気付けば追撃機は消えていた。
ふと昔を思い出す。
ただCBXを転がした頃を。
「直角に曲がるかぁ…」「結構真剣だったよなぁ…」メットの中で、亀は苦笑いする。
あの頃があって今がある。
それで、FZを選択した自分。
そして旅
また、もやもやが始まる。
永福から立ち上がり、4号線に合流する。
そして中央道へ
ふらふら根なし草
無頼の素浪人
談合坂まで一気に抜ける。
燃料を入れ、コーヒーを身体に入れる。
「中央道に来たけど、海だな」
独り言を漏らし、190ミリリットル缶をグッと煽った。
再び流れる素浪人
どこに行きたいのか
どうでもよい、ガソリンさえありゃどうでもよい。
股下で魂を燃やしながら、FZは鈍い加速を続けた。
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