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来た道じゃつまらない。
よりローカルっぽい半島の北側へと流す。
薄暗いうちにテントを張りたいが、食料もまだ無い。
左手にサークルKを見つけ、とりあえずの食料を買う。
カップヌードルBIGと、おにぎりと水。
店員に海は近いかと尋ねると、この先に漁港があるとの事。
コンビニ袋のまま、パッキングに引っ掛け、漁港へ向かう。
手前に、丁度良いスペースを見つけた。
平な場所を見つけ、Fzのライトでテントを張る。
テントを広げると、懐かしい匂いがした。
Fzにタープを縛り、宿は完成した。
低い堤防に腰掛け、バーナーで湯を沸かす。
火を見つめ、海の音を聞く。
内海なため、とても穏やかな波。
コッヘルの蓋が、ガタガタ抜かし出した。
蓋を取り、カップヌードルに注ぐ。
ふと見上げれば、雲一つ無い空。
星も良く見える。
「星をみるなんて、何時以来だ…」
カップヌードルにおにぎりを平らげ、焼酎を取り出す。
コッヘルに焼酎を注ぎ、火にかける。
ジュッジュッと音を立てるコッヘルを、軽く回し口をつける。
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