プロローグ 惨劇の産声

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万物の事象は、一部の人間によって主導される。 政治や経済は勿論、戦争などは特に当て嵌まる。 人々を洗脳し、ゲームのように殺し合わせる。 そこでは、重視されるのは人の命ではなく、面子。 実際に戦場に立つ者は、上に立つ人間にとって単なるコマに過ぎない。 このような真理が成立する世界に、最早、存在する価値があると言えるのだろうか? 答えは人によって様々で、狡猾で、単なるエゴの押し付け合いとなるのかもしれない。 私の答えは、自分の世界を守る事。 自分と大切な者、自分が愛し、生きる価値があると判断した者だけの世界。 理想を邪魔するならば、私は容赦なく破壊する。 それが、例えエゴと、自己中心な考えと罵倒されても、私の理念は変わらない。 何故なら、それは人によって答えは様々で、かつ、それは答えなど到底見つかる事の無い問いなのだから。
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