三章
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「尻太郎君は、地理に詳しいんだな…その通り。ハナダ町の向こう側…つまりは『ハナダのどうくつ』を抜けた所にバロス山はあるんだ。」 「ハナダのどうくつか…あの何人もの『修羅』が居るという…あの…」 「何を弱気になっているのだ?キミはあの挿田桃太郎の養子なのだろう?大丈夫だ。」 「そりゃ…じっちゃんは凄く強いけど、俺は…」 「じゃぁ、黄鬼タソは諦め…」 「る筈がない。行きましょう!」
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