10人が本棚に入れています
本棚に追加
/8ページ
僕は、時間に遅れそうになると
あわてる。あせる。イライラする。
彼女は、どんなに時間が迫っていても
いつものルーティーンを崩さない。
遅刻寸前なのにドライヤーで
髪をセットしているのだ。
その準備が待ちきれず、バタバタする。
「早く、早く。」
と急かすと、
「急いだところで、何も変わらない。」
(変わると思うんだが......)
冷静だ。
駐車場まで行き車に乗り込もうとする。
「カギ忘れた。」
もちろん、僕である。
この日の遅刻に対する見解は、
慌てて急かして、鍵を忘れた
僕のせい???
最初のコメントを投稿しよう!