手首自傷症候群(リストカット・シンドローム)とは?

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リストカットにいたるまでには様々な原因や理由があります。 切る瞬間は意識がもうろうとしてる場合や、強い衝動に駆られている場合が多いので、記憶がないまま行為を行うといった人もいます。 対人関係がうまくいかない、親しい人との仲違いやイザコザ、仕事の失敗や自分への葛藤など、悲しい、辛い体験が行動のきっかけになります。 切ったことで落ち着きを取り戻し、切ったという事実に一種の解放感や恍惚感を感じたりします。 ・助けを求めている。 本人に自覚の有無はがあるかは別だが、致死には至らないリストカットを行う事によって、危機に陥っている状況からの助けを求める。 ・他人への攻撃。 友達、恋人、肉親への恨み、対人関係のストレスをリストカットによって晴らそうとする。(手首を相手に見立てて攻撃したり、傷をみて相手が慌てたり後悔することを期待する) ・解離状態。 一時的な人格解体により、自分の行動がコントロールできなくなり、リストカットを行ってしまう。「境界性人格障害」「多重人格障害」などが原因の場合が多い。 ・現実逃避、自分への攻撃。 理想と現実のギャップにさいなまれ「自分は駄目な人間だ」といった自分を否定する行動としてリストカットを行う。自分を傷つけることで快感を覚えたり、血が流れるのを好むといった傾向にある。そのため一時的に自己嫌悪などの感情から抜け出す事ができる。 ・自分への試練。 あえて痛みに耐える事で、「自分は勇気がある」と思い込もうとしてリストカットを行う。
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