戦闘

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「さて、どうするかな……」 俺は今の状況を頭の中で瞬時に考え、整理し、答えを導き出そうとする。でないとザクにやられてしまうからだ。あの二人を死なせる訳にはいかない、そして元の世界に帰る為に………       「二人共俺の指示通りに行動してくれないか?不安要素が多いしバラバラに行動したら危険だ……それに確かめなくてはならない事がある。」 俺は二人に言った。 「構わん、お前がリーダーだし考えがあるのだろ?任せた。」 「僕もだよ、それに本気を出したリュウは凄いからね。」 何故か二人共少し笑いながら了承してくれた。 「そうか……フッ」 そして俺も笑ってしまった。   「では説明するから良く聞いてくれ、まずアルは戦闘自体には参加せずに機体のレーダーで周りを調べてくれ、敵のザクを見た所戦闘した後が機体に見られるし1体だけだがあまり近付く気配がない、マシンガンで牽制しかしていないから他に敵が現れるかもしれない。お前の機体なら俺達の機体よりレーダー系統の性能が良い筈だ。もし敵が他にいないなら知らせてくれ、後は自分の機体を少しでも知り、慣れる事。」 「了解!このアクアジムなら大丈夫さ」 アルが返事をしすぐ行動に移る。
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