8月1日

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「シロウサギのえっち」 「ええええっちってそんなな」 「ふふ…あははははは」 慌てふためくシロウサギが可笑しくて、アタシは思い切り笑った。 「も、もう…」 ぷーっとほっぺを膨らまして、ソフトクリームを舐めるシロウサギ。 たちまち笑顔になるのが面白い。 ふと、今アタシは本当に幸せなことに気がついた。 ソフトクリームを食べるときや、お姉ちゃんや友達と話すときも楽しい。 でも、こうしてシロウサギと話しているときは、それよりもっともっと楽しい。 シロウサギは自分からはあまり話さないけど、アタシの言葉に本心から…自分が感じた通りの反応を表してくれるからかもしれない。 下手に嘘をつけないアタシと似ている部分があるのかも。 「ねえシロウサギ。」 「ん?」 また口の周りを白くしながら振り向くシロウサギ。 「あなたは今、楽しい?」 シロウサギは白ひげの口をニッコリ笑いの形にする。 「うん。マイと一緒にいると、なんだか楽しい気持ちになるんだ」 嘘のない、心からそう感じている…そんな表情。 すごく嬉しかった。 「アタシもだよ!シロウサギと一緒にいるときが、今までで一番楽しい!」 大分溶けてしまったソフトクリームを片手に、アタシとシロウサギはたくさんお話して、たくさん笑い合った。
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