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シロウサギの手を引き、ザクザクと落ち葉を踏みしめながら、セミ達が合唱する木々の間を歩き続ける。
広場のベンチで、仲直り(?)の印に二人でソフトクリームをで食べた後、アタシは自分の秘密基地に、シロウサギを招待することにした。
昨日も来た雑木林。
その更に奥へ進むと、使われていないボロボロの小屋がある。
アタシはそこを自分だけの秘密基地にしているのだ。
ずっと続いた同じ景色が唐突に途切れる。
雑木林に囲まれた空き地、その中央には台風でもきたらすぐに壊れてしまいそうなボロボロのログハウスがあった。
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