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サイズの合わなかったお姉ちゃんのおさがりのワンピースが、確か2~3枚入っているのだ。
「ま、マイの服!?」
何故か頬を桜色に染めてうつむいてしまうシロウサギ。
困ったような、恥ずかしいような表情を浮かべている。
…なんでだろ?
「あ、シロウサギが今着ているのとほとんど同じタイプだから平気だよ?ほら、着替えは持っていってあげるから、先に入ってきて!」
「う……うん…。」
しぶしぶ、といった動作でバスルームへ入り、ドアを閉めるシロウサギ。
…何をそんなに恥ずかしがってるのかな?
アタシは首を傾げながら、タンスの引き出しを開けた。
中には綺麗に折り畳まれた白い生地の服が3枚…全部同じもの。
シロウサギの着ているようなワンピースタイプの服だが、フリフリのリボンやレースがたくさんついていて、どちらかといえばドレスのような感じ。
アタシが着ると、肩の紐がずり落ちてしまうので、もしも服を汚したりしたときの予備として、ここに置いていたのだ。
「これを…シロウサギが着たら…」
ゴクリと唾を飲み込む。
フリフリの服を身に着けて微笑む彼女。
スカートの裾を軽く摘み、真っ赤になりながらも、潤んだ瞳で上目遣いにアタシの方を見る。
う…鼻血が……
ブンブン首を振って危険な妄想を抹消し、服を一枚ひっつかんでバスルームへ向かった。
ガラガラとドアを開けると、シャワーの流れる水音がする。
アタシは浴室のドアを軽くノックする。
「ここに着替え置いとくね!」
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