8月3日

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キッチリ畳まれたシロウサギの服と麦わら帽子の隣に、持ってきたフリフリワンピースを置く。 『あ、ありがと』 少し慌てたような、くぐもった声が響く。 訝しげに思いつつも、とりあえずドアを閉めて廊下へ出た。 穴だらけの床に注意しながら部屋へ戻り、虫食いだらけのベッドに腰掛ける。 …どうしてシロウサギはあんなに恥ずかしがるんだろう? アタシ達は女の子同士なのに…そうだ。 頭の中で電球マークがぴこんと音を立てる。 いいことを思いついた。 アタシは自分の分の着替えを持つと、再びバスルームへ急ぐ。 無理やり一緒に入ってやろう。 バスルームの扉を開ける。 真っ赤になってうろたえるシロウサギを想像しながら一気にタンクトップや下着を脱いで裸になり、更衣室と浴室を隔てるドアを思い切り開け放った。 「へ?…わぁっ!?」 シャワーの湯煙に覆われたシロウサギ。 アタシの姿を認識した彼女は、飛び上がらんばかりに驚いた。 その態度がまた可笑しくて、アタシはニコニコしながら彼女に近づく。 「アタシも入りたくなっちゃた!」 「だだだ、ダメだよマイ!」 シロウサギは自分の体を隠そうとするが、生憎この浴室はそう広くない。 開け放たれたドアから煙がどんどん逃げ、シロウサギの綺麗な裸体を晒していく。
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