8月3日

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▼ お風呂から上がったアタシ達は、お揃いの白いフリフリワンピース姿で床に座り込んでいた。 「ほ、ホントに気づいてなかったの?ボク、マイがふざけてるだけなのかと思ってた…」 少しガックリしながら呟くシロウサギ。 その美貌は、男の子だとわかった後なのに、どう見てもやっぱり女の子にしか見えなかった。 「だってワンピース着てたじゃない!あと、カワイいし!」 「後半はボクが悪いの!?」 半泣きになりながらもシロウサギは説明を始める。 「あの服は銭湯のおばあちゃんがいつもくれるんだ。最初ボロボロの服で行ったら、孫のがあるから着ていきなさいって…。ボクは男湯に入ってるのに、男の子って信じてくれないんだよ?それ以来、行く度に別の白いワンピースを嬉しそうにくれるから、着ないわけにもいかなくて…」 むむぅ…正当な理由…。 シロウサギには女装癖があるのかと思ってたけど、違うみたい。 「ね、ねえ…マイ…?」 「ん?」 おそるおそる、といった様子でシロウサギが訊ねてくる。 「ボクのコト…キライになった?」
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