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「え、え?」
戸惑って後ずさるシロウサギに、アタシは飛びかかる。
そのまま仰向けに押し倒して馬乗りになり、両手も押さえつけた。
「え、あ、あの?」
「罰ゲーム開始ぃ!」
両手をシロウサギの脇の下に入れて、コチョコチョと指を動かす。
「ふひゃぁ!や、やめあはは、や、ははは!」
「コチョコチョコチョコチョコチョコチョ……」
「ひゃは、あ、はははっ、やだあはやぁはやははは!やめ、てよぉ…あ」
顔を真っ赤にして涙目で悶えるシロウサギ。
それを見てると、いつもの何ともいえないゾクゾクがきた。
これ、たまんない!
「うふふ…もっともっと虐めちゃうよぉ」
「ひゃゃはっはは、やっぱり怒ってるでしょはっはいはひゃははふはぁははっ」
アタシはふざけながらも、一緒にいて心の底から楽しい気持ちになれるトモダチができたことを、本当に嬉しく思った。
日が暮れるまで、アタシ達は(一方的に)その遊びを楽しんだ……。
8月3日
完
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