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「シロウサギは、アタシのコト好きなんだよね?」
「うん、大好きだよ?」
彼はニッコリ微笑んだ。
…なら、大丈夫。
シロウサギの顔を覗き込む。
雪のように白い、すべすべの肌。
ルビーみたいに綺麗な、紅い瞳。
そして、桜色の小さな唇。
「助けてくれたから、ご褒美あげる。」
アタシはその唇に、自分のモノをゆっくりと近づけ、優しく重ねた。
「んむっ!?」
驚いて目を見開くシロウサギ。
アタシは目を閉じて、そのままお構いなしに、シロウサギの唇の感触を楽しんだ。
……すごく、柔らかい。
シロウサギの動揺が伝わってくるが、気づかないフリをする。
そのままきっかり十秒間キスしてから、アタシは唇を離した。
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