8月16日

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「えへへ…キス、しちゃったぁ~」 初めてのキス。 ちょっと恥ずかしかったので、いたずらっぽく微笑んでみる。 「ぁ…あうゎぁ………」 混乱してるのか、顔から湯気が出そうなほど真っ赤になったシロウサギは、何を言ってるのか分からない。 それがまた可笑しくて、クスクスと笑いが漏れる。 「アタシ、シロウサギが好き。もちろんトモダチとしても好きだけど、オトコノコとしても大好きなの!」 自分も真っ赤になっていることを感じながら、想いを伝える。 そうだった。 夕方の帰り道や、夜、ベッドの中にいるとき、そしてもちろん遊んでいるときも、いつもシロウサギのコトを考えていた。 そんな時は決まって楽しい気持ちになって、胸がドキドキするのだ。 お姉ちゃんに相談したら、それは舞も大人になったのよ、って教えられた。 あのときは意味がわからなかったけど、今なら理解できる。 つまり、アタシはシロウサギに恋をしていたのだ。 「シロウサギは、アタシのコト好き?オンナノコとして、だよ?」 少し不安になりながらも、淡い期待を抱いて質問する。
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