8月1日

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「ひかりくらい?」 聞いたことない。 腕を組んで考えてみたけど、やっぱり記憶になかった。 「簡単に言うとね…人間のパワーみたいなのを勝手に盗んで食べて、殺してしまう、悪い生き物なんだ」 女の子は少し悲しそうな顔をして説明してくれた。 「だからね、ボクは……ボク達光喰らいはこの世にいてはいけない存在なんだ」 「………ほえ?」 なんか難しくてよくわかんない。 けど、このコは寂しがりやさん…なんだ、きっと。 「ん~と…難しいお話はよくわかんないけど、アナタは誰も仲良しな人がいないんだよね?だから必要じゃないないって言ったの?」 「え…。うん、まあそう…かも」 ほら当たり! それならするべき事は一つ。 「じゃあアタシが友達になってあげる!」 女の子は、物凄くビックリした顔になった。 「トモダチ……?」 「そ、友達。アタシがアナタの友達になれば、もうひとりぼっちじゃないし、アタシがアナタを必要とするから、いていいことになるよ!」 ふふ…どうだこのグッドアイデア! 女の子は紅い瞳を見開いて、口をポカンと開けていた。 「ボクと…友達になってくれるの?」 もちろん頷く。 「でも…でもボク、光喰らいなんだよ?」
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