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どこからなのか、いつからなのか私は愛され続けて貰ったことも愛し続けたこともない。     大体愛なんてよくわからない。どうせやるだけ。   飽きたら適当に理由つけて別れる。 幼い頃から人一倍冷めていた私は、大人になればなるほど現実に冷めてしまっていた。   最初に愛しあった人は名前もしらない人だった。 なんだこんなもんかって思った。   ドラマみたいな純愛を望んでたわけじゃないけどほとんど強制的で早く終わればいいと思っているだけだった。 マイルドセブンのにおいがきつくて、歯の黄色くなったその名前もしらない男は夢中なのがあまりに滑稽で動物の交尾を連想し、笑いそうになるくらいだった。   三千円。 なぜかその男はくれた。   私の価値は三千円。   そう思ったとき、車から無理やりおりて歩きながらたばこに火をつけて泣いた。   援助交際のつもりなどなく、ただ誰かに抱かれたら愛してもらえると思っていたから。   まだ14歳。 親の愛に飢えた冷めたクソガキ。     その日からマイルドセブンが嫌いになった。
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