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『あるモノ…?何ですか?それって。』
拓弥は首を傾げた。
『そう…あるモノ。俗に言う…魔物だ。』
藤堂はそう言った。
『なんで、光堂にそんな物騒なモノが?』
当然の質問である。
『俺も詳しくは分かんないんだが…この家の伝承みたいな物を前に読んだ。今から百年前…。』
ここからは藤堂が語った話である
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百年前…この地に魔物がまだいた頃。
魔物は人の弱味に付け入り支配していたと言う…。
次第に…魔物は人の心を蝕み、大きくなっていった…。
人々は魔物を恐れ、歯向かう事ができなかった。
そんなある時…一人の青年がやって来た…。
(何ともベタな…by拓弥)
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