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藤堂洸(とうどうあきら)
と
倉沢拓弥(くらさわたくや)
は光堂(こうどう)家の使用人達である。
美麗(みれい)が小さい時から光堂家に使えている。
なので、こうなる前の美麗の事を良く知っていた。
今までの美麗は明るく、活発な笑顔の似合う少女だった。
今の美麗とは正反対で、想像はつかないほどだ。
美麗は笑う事はなくなり、感情すらない様だった…。
いつもじっと何かを見つめる様な虚ろな瞳をしている。
魔物の魔力のせいだった。
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