ふぁっしょなぶるぼぉいず

出会いだーッ

たまたま通りかかったのであろう男を見て、私は絶句してしまった。

夏美と光の方を向くと、二人とも同じような表情をして固まっている。

｢もったいねぇ……。｣

心の奥底からそう思った。

高い身長。

顔は見紛うことなき美形だ。

何か見たことあるような……気のせいか？

｢なんでだ……？ こんなこと、あっていいのか……？｣

光は一言だけ感想を言った。

｢ダサい。｣

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