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……アレ?
私まだ眼帯してなかったっけ。
「リュウ。それくれ。」
つけるから、と差し出した私の手に、リュウは眼帯を落とした。
リュウは相変わらず不思議そうに、私が眼帯を装着するのを見つめている。
……そう。穴があくかのごとく。
じぃ~……
「………あ、あの……なしてそんなに見てくるのかな?」
余りにも見られ過ぎて若干テンションが自分でもよく分からなくなってきたころ、ようやく自分の言いたいことが分かってきた。
「…んふぇ? あ、ああぃやねぇ。なんで見えるのに眼帯すんのかなぁって。」
………ぐぶぉはっ!
…………そ、そう来たか…!
そんなこと言われても、「作者の趣味でしょう」としか言い様がないんですけど!!!
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