舞台に立つ私達は、

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私達が舞台に立ったのは一瞬にも等しいような時間。 ………それなのに。 何が私をこんなに縛る? ………。 ………………。 …………考えても分からない。 ……それは私がバカだから? そうじゃない。 こういうのは頭と関係する事ではないのだ。 ……と、私は思う。 「未来チャ--ン!!」 ニコニコと笑いながら大きく手を振り、リュウがこっちに走り寄ってくる。 その笑顔に、 いつもの無邪気さに、 ………救われたような気がした。 「………思い過ごしか。」 ふっ、と溜め息をつくように笑った私を見て、リュウは首を傾げる。 「どしたの?」 「ん、何でもないよ。」 私がにっこり笑ったら、リュウも笑ってくれるから。 ……それでいいじゃん? 悩むのは、私に似合わない。 .
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