1057人が本棚に入れています
本棚に追加
/314ページ
「俺は赤系が好き。……なあ、飯一緒に食うんだろ、俺も連れてけよ。」
……は?
「なんでだよ。」
「いや、お前等と話してるとなんか興味沸いてきたから。なんだかんだいって先崎とは腐れ縁的になりそうだし。」
津田なにっこり笑っている。その笑顔は私の遥か上だ。畜生。身長バカめ。
「え~? でもさっき ボコられるぞ とか言ってたじゃん。」
そういえば光も女子にしては背が高い。
はぁ……。
なんかコンプレックスになりそうだ。
「あぁ、そこらへんなら大丈夫だろ。俺男だし。例え学校中の女子に嫌われても、彼女他校にいるし。」
そーなのだ。津田には彼女がいるのだ。
これがまた津田と不釣り合いに可愛い。マジ津田にはもったいない。
「んじゃあ、いっか。後で颯君に紹介するねぇ。」
「サンキュー。」
授業開始の合図で、私達は自分の席へと散った。……っつっても、残念ながら津田と私は隣りの席な訳だが。
……あ、次の授業の用意家に忘れた。
.
最初のコメントを投稿しよう!