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「…いてっ!」
Lは抱きしめていた両腕の力を一気に抜いた。
「はい分かりました。貴方は私の事が嫌いなんですね」
「えっ!?だから僕は竜崎を愛してるって…………………………あ」
「本音と逆の事を言おうと言い出したのは誰でしたっけ…?」
「ち、ちが……違うんだ竜崎……;;これは本音と逆の事を言うゲームとは関係なく僕の本音を言ってしまっただけで「という事はその逆を考えると、それは本音ではない、という事になりますね」
「だっ、だから違っ「あーはいはい分かりましたよ。面倒なのでもうやめましょう」
「…(グスン)」
「……わ、私は…月君の事が………だ、大好きですよぉー…」
「ふんっ!もういいよ。竜崎の意地悪……。どうせキラだと疑っている僕の事なんて、嫌いなんだろ?」
「はぁ……。月君、さっき私が言った事聞いてました?」
「…えぇ?(拗)」
「そのゲームはもう終わりだと言ったはずですが…」
「………ん?」
「…………も、もういいですっ///」
「ちゃんと聞こえてたよ?竜崎……」
「なっ………///」
「ははっ…☆」
「月君の馬鹿…///月君なんて…大嫌いです………」
「あぁ…僕も竜崎が大嫌いさ………」
月はLをぎゅっと抱きしめた。
あらあら…どうやらまたゲームが始まってしまったようですよ?
「月~。いつまでこのゲーム続けんだぁ?」
「しーっ!」
月は、Lに聞こえないくらい小さな声でリュークに言った…。
【おしまい】
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