~鏡~

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「竜崎。ちょっとこれを見てくれないか?」 「何でしょう」 そう言ってLは月が手にしている書類に目を落とした。 「そっちじゃないよ。こっち♪」 「はい…?」 月が指差すその先には、小さな鏡がひとつ置いてあった。 「鏡が…どうかしましたか?」 「まったく鈍いなぁ竜崎。これを見て何も感じないのか?」 「はっ!こ、これは…………!?」 「だろ?」 「は、はい。すごいです……」
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