笑い話

日本語を学ぶ

アメリカ人のBさんは、旅行で日本にきていた。

「＄☆Υ🌀♿∀ф㍉㈱💡♪∬‼∽ゑヴφЗ㈹√∮🏂💰ゞ:ｰ)‼」
（※略：なんて素晴らしい国なんだ！この国に住もう！😃）

何を思い立ったのか、日本に暮らすことになった。

日本に引っ越してから、自分が日本語がまったく出来ないことを思い出した。

つーわけで、彼は路地裏の怪しい日本語教室に通うことに（レッスン料月額$10）

早速レッスン開始。アメリカ人っぽくしている、日本人の付け鼻おっさんが出てきた。黒い縁の丸メガネをかけている。よく見るとメガネに鼻が付いていた。

（オー、アレガニホンノファッション✨）

レッスン開始。

おっさん「ワタシ」
（オー、コレガニホンゴ✨）
B「ワタシ」

おっさん「ナイフと包丁」
B「ナイィフトホウ⤴チョウ⤴」

怪しげである。彼のテンションは何故か高まっている。

おっさん「有難う」
B「アリガトゥ✨」
おっさん「おもちゃ」
B「オ・モ・チャ‼」

レッスン終了。意味はまったく習っていない。流石路地裏。

満足気に帰宅。その日のうちに復習っと。

B「ワタシ」
B「ナイィフトホウ⤴チョウ⤴」
B「アリガトゥ✨」
B「オ・モ・チャ‼」

次の日、街を歩いていると殺人現場に遭遇。

警察「誰がやったんた！」

警察がギャーギャーわめいている。
被害者は芋賀　宝作（イモガ　ホウサク）（26）胸を刺されて即死の状態。凶器は見つかっていない。

現場を見てBさんは日本語を使ってみようとしました。

警察「誰がやったんた！」
（エット・・・）
B「ワタシ」

やっちまったゼ（；´ー｀）

警察「何だと！何で殺ったんだ！」
B「ナ、ナイィフトホウ⤴チョウ⤴」
警察「署までご同行願おう！」

警察も外人に何やってんだ・・・

B「アリガトゥ✨アリガトゥ✨」

明らかにカタコトなのに。

警察「警察を何だと思っている！！」
B「オー、オ・モ・チャ‼」

結局、その場は納まらず、連行されました。

数日後、芋を殺した犯人は捕まりましたとさ。