始まり

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「正樹~!!」   リビングでアニメ雑誌を読んでいた僕に、母さんが話しかけてきた。   「ちょっと買い物に行ってきてくれない?」   母は、色々忙しく買い物所じゃないらしい。   僕は、机に置いてある財布を持って無言のまま家を出ていった。   ■■■■■■■■■■■   買い物を済ませ、よく通る公園に寄った。   公園に寄った理由は、一匹の捨て猫。   数日前、学校帰りに公園の入り口で捨て猫を見付けた。 まだ子猫で小さい。   家では、ペットを飼うことは禁止されていて連れて帰れなかった。   僕は、子猫を雨にうたれない場所に連れていき、毎日学校帰りに子猫の面倒を見ていた。     僕は、今日も子猫を見に来たのだ。   だが、今日は僕より先に少年居た。   少年は、とても楽しそうに猫と一緒にじゃれていた。
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