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『………?』
誰…?
目の前には、赤髪のいかにもヤンキーみたいな方が立っている。
僕は、こんな人と友達になった覚えがない。
『えっ…と…どちらさ…マ<ガバッ>』
!!!!!!?
誰かですか?と訪ねようとしたら
いきなりヤンキーさん(仮名)に抱きつかれた。
「久しぶりー!!まぁちゃん!」
まぁちゃん!?
も……も…もしかして…
『か……かなちゃん?』
かなちゃんとは
昔、僕の近所に住んでいた同じ年の男の子。
でも…
かなちゃんは
笑うと女の子みたいで確か…茶色の髪毛…。
「久しぶりだね」
かなちゃんは、僕から離れてニコリと笑った。
やっぱり…
かなちゃんだ…
この笑顔はかなちゃんだ。
『かなちゃん…。久しぶり。…外じゃなんだし…家入る?』
「…おう」
僕は、かなちゃんを家にあげた。
今は、リビングにかなちゃんと僕二人だけ。
かなちゃん…
本当久しぶりだな…。
でも…
かなちゃん、引っ越した筈だけど、どうしてここに?
思いきって
かなちゃんに質問をしてみた。
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