※転校生

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ドンッ…   かなちゃんは、僕が突き飛ばしたせいで強くロッカーの角に頭を打つ   『Σか、かなちゃん!!…ご…ごめん…』   「いたたたっ…」   『ごめん……かなちゃん………グスッ…』   僕は泣きながらかなちゃんに謝る   「…ッ!!な、何泣いてんだよ!?別に、大丈夫だからさ?泣くなよ…な?」   『だって……かなちゃん…………血がッ……』   かなちゃんは、角に頭を強く打ったせいで後頭部から少し血が出ていた   「と、兎に角!!北島を保健室に」   高貴くんはかなちゃんを肩に凭れさせ、教室を出ていく   『高貴くん!!ぼ、僕も一緒に着いていく』 僕は慌てて二人の後を着いていく     かなちゃんが心配   僕のせいで怪我をしたんだから  
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