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※気持ち
高貴side
屋上で見た、あの正樹の笑顔が頭から離れない。
帰る時、女子が正樹と話してる所を見て、何でイラつく?
ただの友達なのに…
どうして…?
俺は、そんな事を考えながら歩いていると、子猫が居る公園に着いた。
正樹は、公園に着いた早々
子猫の元に行き、弁当の残りを食べさせている。
俺は、そんな正樹を見て…
ー…可愛い。
と思ってしまった。
ってか、なに男に可愛いとか思ってんの?
馬鹿か、俺…。
そんな事を考えていると、正樹が『どうしたの?ボーッとして…』と顔を覗き込んで来た。
ってか、いつのまに!?
「あ…ごめん…。あ、俺もコイツに餌やんねぇと」
余計、心配されると困るので
苦笑いを正樹にし、子猫の方に向かった。
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