第四章 ペットは…?

12/12
17人が本棚に入れています
本棚に追加
/57ページ
ゴミから数え切れないほどの輸送機が離陸し始めた。 住民と警備に当たっていた第7特殊師団が基地を離れた。 エイリアン達は、女王が小惑星誘導装置を爆破する決断を下したと覚り、ドーム宇宙船を移動し始めた。 火星の軍団も退避しだした。 「アクア、皆逃げ始めたぞ」 「うん、危ないよ、逃げよう」 すぐ近くを火星軍団のトラックが移動して行く。 「アクア、あれに乗せてもらおう」 「そうだね、急ごう」 サエコが手を振りながら走った。 トラックの一台がサエコに気が付き停止した。 サエコが駆け寄る。 「早く乗れ、もうすぐゴミは消滅する」 「消滅!」
/57ページ

最初のコメントを投稿しよう!