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祐介は
無意識のうちに
襖を素早く閉め―‥
グサッ!!
襖に鎌は刺さったが…
『酷い…殺しそこねた…』
不気味な声が響く…
祐介は
両手で襖を押さえて
開けられない様にしているが
手はガタガタ…震えて
ちゃんと押さえられない……
開けられたら・・・
おしまいなのに…。
『もう…ダメだょ……』
彩花は頭を抱えて泣き続けた―‥
もう、全てが終わりだ…
彩花を守れなかった…
気持ちも伝えられなかった…
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