一度失ったからわかること

空と桜の寄り道

みんなと別れた後、空と桜は帰り道を一緒に歩いていた。すると桜から話かけてきた。

桜｢空ってどんな中学に通ってたの？｣
空｢普通のだよ…｣
桜｢ふ～んそうなんだ、悠人とは仲良かったの～？｣
空｢あいつとは小学生の時から仲良かったよ｣
桜｢そうなんだ～｣
空｢桜はあの二人とは昔から仲良かったの？｣
桜｢あの二人？｣
空｢水香と友美だっけ？｣
桜｢あぁ♪あの二人とは中学で知り合ったの～♪｣
俺は中学は全然と言っていいほど行ってなかったな…桜｢空…こ…え…によ…らな…｣
あの出来事からだけ…
桜｢空！！｣
空｢あっ、ごめんなに？｣
桜｢公園寄らない？クレープ屋があるんだよ♪｣
空｢あぁ、いいよ…｣
桜｢なら行こう～♪｣

桜は空を置いて走って行った。
桜｢空～早く～｣
空｢わかったよ…｣
元気な奴だな…と思いながら笑っていた。
空は桜を追って走った。

桜｢クレープ二つください♪｣
空はベンチに座って桜を待っていた。
桜｢空♪はい、クレープ♪｣空｢サンキュー｣

桜｢美味しかったね♪｣
空｢そうだな、でも桜はあの後もう一個食べたけどな(笑)｣
桜｢いいじゃん♪美味しかったんだから～｣
まぁ桜が食べたかったならいいか…

空｢さてと…帰るぞ｣
桜｢わかったよ～｣

家も近くなった頃
桜｢空の家に行ってもいい？｣
空｢いいけどなんで？｣
桜｢アルバムを見せ合おうよ～♪｣
空｢女子ってそう言うの好きだよね｣
桜｢そうかな～？｣
空｢まぁいいけどさ…｣
桜｢なら取って来るから待ってて～｣
空｢わかったよ｣

10分後。

桜｢お待たせ～｣
空｢そんなに待ってないよ…｣
桜｢細かいことは気にしない～♪｣
そこはそうだった？とかで返すんじゃないのかよ(笑)
空｢とにかく家に入るか…｣ガチャ
空は家に入って行った。

桜｢おじゃましま～す｣
空｢俺以外いないからあまり気にしなくていいよ｣
桜｢えっ？｣
空って独り暮らしなのかな～？
空｢ソファーで座って待ってていいよ｣
桜｢わかった～♪｣
空は二階に行きアルバムを捜しに行った。