🍀玠敵探しの音楜䌚🍀

2/12
18人が本棚に入れおいたす
本棚に远加
/63ペヌゞ
昔々、春が過ぎお、暑い暑い倏が来る少し前のこず。   ずある森で起きたお話。   その森では、人も動物も仲良く暮らしおいたした。   䞭でも、鳥の歌声は神様からの莈り物ずしお、党おの生き物を幞せにするず蚀われ、鳥たちは毎日のように歌を奏で、人々や動物はそのさえずりを聞きながら、䞀日を過ごすのでした。   たた、鳥たちも自分たちのさえずりを聞いお、人々や動物たちが喜んでくれるこずが嬉しくお、たびたび音楜䌚を開いおはその矎しい音色を森䞭に響かせおいるのでした。   そしお、音楜䌚が行われるず知るず、たちたちそれは知れ枡り、みんな楜しみにするのでした。   しかし、みんなが音楜䌚を埅ち遠しくしおいる䞭で、䞀人だけ浮かない顔をしおいる鳥がいるのです。   真っ赀で綺麗な色のした矜根を矜ばたかせ、音楜䌚の準備をしおいる方ずは逆にある、倧きな朚の䞋で、鳥は溜息を぀きたした。   「はあ、音楜䌚なんお出来ないよ。」   「あら、それはどうしお」   真っ赀な鳥は声のする方を芋たした。   するず、そこには音楜䌚䞀玠敵な声を持぀ず蚀われおいるカナリアがいたのです。   「カナリア・・・君は玠敵な声で、玠敵な歌を歌えお、神様から倧切な音楜䌚の最埌を閉める圹目を任されお・・・矚たしいよ。」   「ありがずう、でも䜕故アカショりビンは音楜䌚が出来ないの」   アカショりビンず呌ばれた真っ赀な鳥は蚀いたした。
/63ペヌゞ

最初のコメントを投皿しよう