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そう、美香子に。
「さゆり~~!」
「美香子!!」
朝、私達は今公園に居る。「ふふっ」
私はおもわず笑ってしまった。
「どうしたの?」
「だって、友達と一緒に歩くなんて一生無いと思ってたんだから。」
私はその時初めてくすぐったい気持ちになった。
「………そっか。」
「??」
「初めてなんだよね。」
長い沈黙が流れた。
「急がないと学校遅れちゃう。」
沈黙を破ったのは、美香子だった。
どうしたんだろう……
美香子を見ると笑いながら手招きをしていた。
だから、気にも留めなかった。私があの時……
そう後悔するとも知らずに……
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