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トシミ兄ちゃんとの出会い
小さいながらも家の父は組長をしていた…
だから、そこそこ子分て言うか父の事を (親父!)(親父!) と慕ってくるおじさん達が何人か居た…
(頭)カシラ… って呼ばれてる人も一人居た…
前回の小説にも書いたがこの北九州には母の連れ子が居た…
血の繋がりのない弟だ…
弟は何故か坊ちゃん!
私はともチャン…………
そんな感じで旗から見たら怖い顔のおっちゃん連中に呼ばれていた…
歳も結構離れているので 特別個人的に話す事はなかったが組長実子という事もあり、みんな優しかったという思い出がある…
しかしそんな中!ある日 中学出たてホヤホヤのお兄チャンぽい人が父の組に入った…
募集でもしてんのかぁ?……………………………
と思っていたがわざわざ聞いたりはしなかった
そう♪
この人がそのトシミ兄チャンだ♪
本当の兄弟がいない私にはとても新鮮で父を親父と呼ぶと父が一緒だからこの人は俺のお兄チャンだぁ
などと錯覚して、はしゃいでいた…
トシミ兄チャンは見た目はとても怖いが私や弟にはすごく優しく個人的な話しも出来て頼れるお兄チャンだ♪
父も気に入ったのか父の車の運転手はトシミ兄チャンに決まった…しかしトシミ兄チャンはまだ16か17歳………………………………
んんっ!!!???
免許ねぇ~~じゃん!…
それもこれもヤクザだから許される訳じゃないがこんなんは当たり前らしい…………
何処に行くにしてもトシミ兄チャンと父は一緒だった
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