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夕方……
店にアキから電話が入る…
アキ(ともアンチャン… お風呂借りていい??)
私(よかよ 風呂くらいいちいち聞かんでも入れよ)
アキ( いや… ちょっと汚しちゃうからと思って…)
私(?…ん? 風呂は汚れを落とす場所たい? なんば言いよっとや?)
アキ( ともアンチャン… 包丁も借りていい?)
そこで私は気付く…
あいつ!!!
指詰めるつもりだ!!
私(おい!!アキ!! お前いたらん事考えるなよ!)
アキ(いや………ケジメだから… 俺… オヤジ見捨てちゃったから…)
啜り泣く アキの声……
私(アキ!! ちょ! ちょっと待て!!)
(プープー……………)
電話が切られた…
本来ならそこで真っ先にアキの元へ行くべきだったのだが…
マンガのようにはいかない…
私も仕事中…
店を出る事は出来ない…
仮に店を出てアキの元に行ったとしても アキは自分で自分のケジメをつけようとしてるのである…
止めたくても止められるはずもない…
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