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父にとにかく電話した…
私( お父さん!! アキが家で今から指詰めるよ! どがんかならんとね!!)
父( あの バカが…… 指まで詰める事なんてない… 所詮 アキはやはりヤクザには向いてなかったんだよ… だから破門にしたのに…)
若い衆とは言え…
やはり甥っ子…
姉の子供だ… 破門と言う形で アキを許すつもりでいたのに…
父( とも! 止める事は出来んのか? 電話してみん!!)
私( 無理だよ… 俺も仕事で外には出れんし 電話も出んけん……)
父( わかった… 重光を行かせるから とも! 重光に部屋の鍵をやってくれ!!)
私(うん…わかった!)
30分後…
重光が店に来た…
重光も昨日の抗争で頭には包帯… 顔も少し張れていた…
重光(とも… 迷惑かけるね… まだ間に合うかな…?)
私( わからん…… ばってん… とにかく行ってやってくれ!!)
重光(わかった!)
私は重光に鍵を渡し、とにかく… 間に合ってくれ…………
間に合ってくれ…
祈る事しか出来なかった…
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