重光………

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重光………

いつも 重光とアキはともに切磋琢磨し互いを高めながらよきライバルとしていた… 歳は重光が二つ上だったが互いを名前で呼び合い 本当に仲がよかった… アキを失った重光はその後も父の元でヤクザ道を極めて行くのだが… 五木村の出身の純粋な心はやがて 次に知り合う兄弟分により少しづつ変貌して行くのであった… ある意味 今思えばアキが重光をうまく育てていたから重光もあの時までは、がむしゃらで一生懸命だったのかもしれない… また父も… 私と共に板前修業を約五年した息子の友達… そう 言った甘い心があり信用しすぎていたのかもしれない… ヤクザは決して100%人を信用してはいけない職業なのに…… また 私も… まさかあいつが…… なんて… 考えもしていなかった… あの時までは…
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