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「…凄いマンションだね。」
要はびっくりしてマンションを見上げた
このマンションは10階くらいある、
「セキュリティ万全だよ~」
早く行こうと私は要の手を引っ張った
302号室――――…
ガチャ…
誰も居ない部屋
「愛…家族は?」
私は言いたくなかったけど…要は私の大事なたった一人の家族だから…
「…私は…家族に虐待をうけな……
私は怖くて…ずっとバイトしてた…
いつしかお金はあまるほどになっていたの…
そんな時…私は
久しぶりに家族に会って殴られた…
私は家を飛び出してこのマンション買った…
だからこのマンションにはあの人達は入ってこるない。」
私は震えながら言った
涙が溢れそうだった…
怖くて…
ずっと怖くて…
恐怖におちいった私はなにも…出来ない…
ただ殴られて…血を流すだけ…
要は私の頭をそっと撫でてくれた…
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