こわいはなし

走る男

ある休日、Aはあまりにも暇だったので、近所のレンタルビデオ屋にビデオを借りに行くことにした。

店はもう閉めるらしく、閉店セールをやっていた。
なかには古いビデオをどれでも100円で売っているコーナーもあり、どうせなら隠れた名作を探そうと、Aははりきってビデオをさぐった。

しかし、どれも名前も聞いたことないような駄作ばかりで、Aはがっかりした。
しかし、その中に『走る男』とだけ書かれた何とも斬新な？タイトルのビデオを見つけた。
そして、Aはそのビデオを買って家に帰った。

帰宅後、Aはさっそくそのビデオを再生してみた。