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なんとなく、ただなんとなく、今日はいつもと違う道を行ってみようと思った。
それがすべての始まりであり終わりでもあった。
俺はどこにでもいる学生で、別に部活に励むこともない、ただの帰宅部だ。今日も学校が終わり早々に帰る途中だった。
いつもの通り道を行くつもりが、その道‐車が楽に通れるぐらいの少し広い道‐のいつもは目につかない狭い道が気になった。
俺は別に好奇心が有る方じゃない、むしろ物事には関わらないようにしている。
そんな俺が気になったんだ。少しぐらい好奇心を出してみてもいいだろう。
そう思い足を踏み出した。
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