出会いは風

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「話の脈絡がわからないぃぃ!吸血鬼だぁ?普通、こういうの人にばらすときってお涙頂戴じゃないのか?」 論点はそこじゃないことは今は置いておく。 〇〇、俺実は吸血鬼なんだ。 え!? 黙っててごめん。もう関わらないから。 まって、××!私はかまわないわ。 みたいな! 「昼ドラ身過ぎじゃねぇか?」 「うるさぁい!吸血鬼風情にどうこう言われたくないわ!」 茜はやっと本来の口調に戻って叫んだ。というより、これだけの情報を脳が処理仕切れずにオーバーヒートしたといってもいい。 藤森はわざとらしく耳を塞ぐと、すげぇ女と呟いた。 「で、その吸血鬼様が、私を毒扱いする理由を聞かせてもらおうかしら?」
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